フラメンコ&ジャズ石塚隆充w/吉田サトシ@ときわ台De La Nature
石塚隆充Duo Live”Sincro”Vol.9 w/吉田サトシ
秋の夕べ、ときわ台駅北口ロータリーのヒマラヤ杉とケヤキに包まれ「デ・ラ・ナチュール」”De La Nature”で、今年も、「日の出ずる国のカンタオール」石塚隆充が帰ってきた。ジャズ・ギタリスト吉田サトシと共に。
今宵は、石塚隆充のカンテとギター、吉田サトシのジャズ・ギターの饗宴だった。
最近の石塚隆充は、フラメンコにこだわらず様々なジャンルの曲をカバーしている。この夜も、主としてアルバム”REVERSO”から、タンゴの名曲「想いの届く日」(”El Dia Que Me Quieras”)の完全一人弾き・語り、日本歌謡の「この道」、「ミ・アモーレ」、シャンソン「愛の讃歌」などのカバー曲を披露してくれた。「アンダ・ハレオ」ではフラメンコのリズムを伝えたかったのだろう、聴衆が手拍子で参加した。わたしが好きな石塚オリジナルの名曲「メルケデ」を今宵も披露してくれた。
「思いの届く日」は、特に心に浸みた。石塚のヴォーカルと哀愁ある曲が素晴らしく調和した。「ミ・アモーレ」での吉田サトシのギターとの共演も、ギターが好きなだけに実によかった。
吉田サトシは、”Brother T”、”Memento”、”See You in My Dream”などアルバム”MEMNTO”から心に残る魅力的なジャズ・ギターを聴かせてくれた。
家に帰り、あらためて石塚のフラメンコの魅力が凝縮されているファースト・アルバム”Reliquia”を聴いた。
常盤台の夜に、心地よい調べが響いた夜であった。
以上
2016.10.30