経済投資短歌: 為替レート変動について
為替値*の 適値**自体も 大事だが 急な変動 避くはなお良し
為替レートは、適正レベルに安定的に維持することが、経済活動のためには極めて重要なことであろう。
投機的な資本移動等による急激な変動は、安定的な生産・消費・投資の経済活動とその成長の妨げとなる可能性が高い。
各国政府、通貨当局は急激な為替変動への対応について、お互いに調査研究、情報交換、議論を重ね、共通認識を持つことが一層重要になっているように思う。
いわずもがなであり、試行錯誤、失敗の連続の歴史ではであるかもしれないが、感じるところを表しておいた。
実体に反した為替レートの維持は、ヘッジファンドの標的ともなり、市場メカニズムにより適正化されることは、通貨の歴史の教えるところでもある。
いずれにしても、株式や商品の変動(ボラティリティ)と為替の変動(ボラティリティ)は経済に与える意味合いが違うと言えるであろう。
* (ね;相場、レートの意)
** (てきち;適正レート、適正水準の意)
以上
2017/4/29