東武鉄道における東上線、ときわ台駅 – 乗降人員
乗降人数から見た東上線、ときわ台駅
東武鉄道に全線における東上線、ときわ台駅の位置づけについて1日当り平均乗降人員(平成28年度)から見てみたいと思います。
東武鉄道でNo.1の東上本線
東上本線は、東武鉄道全12路線4,980,172人のうち、首位の1,999,449人(40.15%)です。次いで、伊勢崎線1,790,351人(35.95%)、野田線948,962人(19.05%)が続きます。
ときわ台駅は東上本線38駅中の第14位
ときわ台駅の乗降人数は47,714人で、東上本線全38駅中の第14位、東上本線の2.4%を占めています。東武鉄道全12路線の全203駅中第31位、約1.0%を占めています。
板橋区で第5位 - 上板橋、大山とほぼ同等
ときわ台駅の47,714人は、板橋区内における東上線8駅*の中では、東武練馬60,256人(18.3%)、成増59,147人(18.0%)、上板橋51,183人(15.5%)、大山51,086人(15.5%)に次ぐ5位の47,714人(14.5%)です。以下中板橋27,777人(8.4%)、下赤塚16,486人(5.0%)、下板橋 15,800人(4.80%)。
上板橋、大山、ときわ台がほぼ14.5〜15.5%)でほぼ同規模です。
東武練馬はかつては閑散とした駅でしたが、北口駅前に大きなショッピングセンター(イオン)ができたこと、後背に広い住宅地域を持つことが、板橋区トップとなった主因であると思われます。
* 駅住所は豊島区池袋本町ですが、駅北口は板橋区。
駅舎を美しく保つには乗降人数を増やすことも重要
乗降人数は鉄道会社経営における最も重要な経営指標のひとつです。企業としての設備投資の優先順位を左右する要因のひとつでもあります。
多くの人に住んでもらうこと、買い物にきてもらうこと、働きに来てもらうこと、そして乗降客数が増えると、鉄道会社経営における重要性が高まり、駅舎、駅設備、関連施設などへの投資が促されより良く維持管理、更新されることにつながるのです。
それが常盤台の魅力を高めることになるという視点を持つことが大切です。
商業地としてのにぎやかさと住宅地としての魅力は対立するものではないと言えるでしょう。
注) 図表は東武鉄道ホームページ駅情報乗降人数を基に中湖作成
以上
2018/5/22
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